ブランド買取専門店の内緒のはなし
エルメス ツイリーのオシャレな使い方
2019年12月19日
目次
由来・歴史
今やバーキンやケリー、ボリード、ガーデンパーティーなどエルメスのアイコンバッグたちのハンドルに巻き付けて楽しむアイテムとしても御馴染みのミニマムなスカーフ「ツイリー」。
エルメスのスカーフといえば、1937年に誕生して以来、80年以上たった今も芸術的な美しさで絶対的な人気を誇り続けている「カレ」がありますが、「ツイリー」は2003年登場というエルメスの中でも比較的歴史の浅いスカーフでありながらも、バッグに付けるのはもちろん、手首やネックなど、スカーフというよりもアクセサリーのように使い回しができることから、瞬く間に人気アイテムとなったシリーズです。
ツイリーはアイデア次第で七変化するアクセサリー
【ツイリー】サイズ:約 W5×H86
一般的な大きなスカーフに比べて、とにかく色々なアクセントとして使いやすいのが魅力のツイリー。首に巻くにも、小さなバンダナのようにキュッと縛ってカジュアル感を出した巻き方やアスコットタイのようにシャツの襟もとにチラリとのぞかせたメンズライクな巻き方のほか、ミニネクタイのように縦長に締めてみたり、襟の下に通して軽く結ぶだけなど、様々なスタイルが楽しめます。
そのほかにも、ヘアアクセサリーとして、一度髪をゴムで結んだ上からサラっとツイリーで縛ったり、カチューシャ風にしてみたり、三つ編みと一緒に編み込んでみたりと、簡単にヘアアレンジも楽しめます。
また、手首に巻いてブレスレット代わりに、もしくは腕時計やブレスレットと重ね付けすることで、より華やかで楽しい手元を演出してみるのも◎
ブーツの履き口に巻いてしまうという上級者もいるようで、どこに使うかは本当に自由自在!
そして、御馴染みのバッグのハンドルに巻くという使い方ですが、コーデによって雰囲気を変えられる、オシャレを楽しむといった意味で使われているのはもちろんですが、
元々はハンドルが汚れてしまわないように生み出されたアイデア。
バーキンなどハンドルが2本あるタイプのバッグでは片方のハンドルに巻いている方が多く見られますが、もちろん両方でも構いません。あえて違う柄をチョイスして、2本を別々の柄にしてしまうのも面白いです。
また、大きくリボンを作ってチャームのようにしたり、お気に入りの柄を目立たせたい!といった場合にはシンプルに垂れ流すようにしてもいいですね。
ちなみハンドルにツイリーを巻くコツはハンドルの中央にツイリーをのせて左右対称に巻いていくと美しく仕上がります。
とにかくツイリーは1本あるだけでも自分のアイデア次第で何通りものファッション小物として活躍してくれる優れもの。ハマりだしたらコレクションしたくなるのも納得です。
【マキシツイリー】サイズ:約 W20×H220
2013年頃に登場したツイリーの大判モデル「マキシツイリー」
正方形のスカーフを扱いにくいと感じている方にはうってつけのサイズ感とも言えるスカーフ。ジャケットやコートの内側からチラリとのぞかせたり、マフラーのように簡単に首に巻くことができるので、わざわざ縦長に折ったり、クシュクシュっとまとめる面倒や、うまく形が決まらなかったりするストレスもなくなりそうです。ネクタイのように前身頃の中心に縦長に結んでも、存在感がありながらもボリューム感が出すぎず、スッキリとした印象が出せるのも◎
【マキシツイリーカット】サイズ:約 W20×H160
2016年に登場した「マキシツイリーカット」は、その名のとおりマキシツイリーをかなり短くし、小ぶりな印象に仕上げたモデルです。
エルメス公式のイメージPVでは、マキシツイリーカットをなびかせて軽快にスケートボードを乗りこなす少女たちの姿が映し出されており、エルメスのイメージとは少し異なるとも言える斬新さが。その映像から、カジュアルに楽しんで欲しいという強いブランドメッセージが感じられます。ターバン風にしてみたり、ベルトループにくくって垂らしてみたり、様々な自分だけのアレンジを考えるのも楽しみのひとつになりそうです。お好みにもよりますが、マキシツイリーよりも短くなったことで、確かにカジュアルコーデには使い勝手がさらにいい感じになっています。
そして、ツイリーから派生モデルも登場していますので、そちらも合わせてご紹介したいと思います。
【ツイロン】
2018年秋冬に登場した、ツイリーの進化系スカーフ「ツイロン」
もちろん素材はシルク100%。
なんといってもその長さが大きな特徴です。幅は3cmとツイリーより細めですが、長さは2倍越えの193cmもあります。ベルトとして使ったり、ボータイ風などにしてみたり、そのまま首にかけるだけでもオシャレです。長さを活かしてツイリーとはまたひと味ちがったアレンジが楽しめる、大人のための贅沢なリボンと言えるような注目のアイテム。
ツイリー、ツイロンともに素材はすべてシルク100%。
しなやかで美しい無数の柄やカラーで今後もカレと同様、エルメススカーフの歴史を作り続けるツイリーはコレクター魂をそそるアイテムとも言えるでしょう。
- その他の記事