ヴァンクリーフ＆アーペル時計 時計買取

グランサンク(パリ5大宝石店)の1つ、最高級ジュエリーブランド ヴァン クリーフ＆アーペル(Van Cleef & Arpels)はフェミニンでエレガントなデザインと 繊細な技術が特徴的です。『 愛、夢、美 』をブランドコンセプトとしており、 植物や動物など自然からインスパイアされたのあるモチーフが多く、非常に夢のある世界観を表現する ブランドです。
また卓越した職人の技術と精神のみならず、新たなる技術革新への取り組みも怠ることなく、 その豊かな世界観を支えてきました。中でも代表的技術といえば『ミステリー　セッティング』と呼ばれる 表からは地金部分が全く見えない技法で、どのように宝石が留められているのか不思議に見えることから 『ミステリー』と命名されたそうです。この技法を使うことにより宝石を一面にびっしり敷き詰めた、とても美しいデザインが完成するのです。

ヴァン クリーフ＆アーペルのジュエリー制作の信条は『　見えるを部分を完璧に仕上げる為に、見えない部分も念入りに配慮をする 』とされているとのことで、ミステリー　セッティングはまさにその証しとも言える技術でしょう。創業して間もなく、マレーネ・ディートリッヒやエヴァ・ペロンなど、世界を代表するセレブを顧客に持ち、モナコ王室の御用達にもなり、今なお各界の著名人を中心に多くのお客を世界中に抱えています。そんな納得の芸術的作品が並ぶヴァン クリーフ＆アーペルのジュエリーへのこだわりは時計事業にも継承されていくことになります。はじまりは女性が腕時計を自由に身に着けることができなかった時代のことでした。1930年代頃は女性が腕時計を身に着け、時間確認のために目をやることは退屈しているとか、他にやるべき事があるといった意味にとらえられてしまい、はしたないされていました。
そんなことから、1935年頃、ヴァン クリーフ＆アーペルはひと目見ただけではブレスレットにしか見えない アクセサリー感の強いジュエリーウォッチ『カデナウォッチ』を誕生させたのです。 これはイギリス・ウィンザー公爵夫人のアドバイスを元に生み出されたと言われています。
このカデナウォッチは南京錠になぞらえたデザインで80年以上を経た現在も ヴァン クリーフ＆アーペルのアイコンウォッチとして永遠の地位を確立し、女性たちから愛され続けているのです。そして本格的に時計事業をスタートしたのは1946年のことでした。 当時、メゾンの2代目であるピエール・アーペルが自分が身に着けるための時計が欲しいと作ったのが『 PA49 』です。それがオリジナルデザインとなって今現在もヴァン・クリーフ＆アーペルのメンズウォッチを代表するものとなっています。ジュエラーならではの美しさを落とし込んだヴァン・クリーフ＆アーペルの腕時計は、 レディース、メンズどちらもポエティック感に溢れた美しいドレスウォッチとして定評があります。 ブランドのアイコンともいえる「アルハンブラ」シリーズから展開されている腕時計なども不動の人気を誇っていますが、もっともファンタジックに溢れたコレクションとも言えるのは複雑時計でありながら、 ヴァン クリーフ＆アーペルがすべてのクリエイションにおいて重要視している詩的な世界を表現した 『 ポエティック コンプリケーション 』なのではないでしょうか。 ただ単純に時間を知るためだけでなく、他のメゾンでは味わうことのできない時計の魅力を提案しています。 卓越した技術や高いデザイン性のみならず、繊細に造られているのは、その詩的な感性によるものとも言えます。

夢のようなストーリー性のあるデザインが文字盤に優美に反映されているのです。 これまでもポエティック コンプリケーションからは素晴らしい多数のモデルが発売されていますが、 さらに注目が集まったのは毎年1月に開催される、スイス高級ウォッチの見本市「ＳＩＨＨ」で 2014年に発表された『 ポエティック アストロノミー 』コレクションです。 ポエティック アストロノミーとは、詩的な天文時計を意味します。 14世紀に生まれた機械式時計は宇宙の動きを再現するもので、教会がこの世界の道理を理解して 具体的な姿として表すことをアピールすることを目的としてつくられたそうです。 フランスのストラスブールにある有名なストラスブール大聖堂のように、 ヨーロッパの有名な教会には「天文時計」を設置し天体の動きを再現しているところも多くみられます。 ヴァン クリーフ＆アーペルはこのような、中世以後の天文時計にまつわる美学や伝統に係わる コレクションとしてポエティック アストロノミーを誕生させたのです。そのコレクションで発表され、 2014年の最高傑作品として名高い「 ミッドナイト プラネタリウム 」は、本物の宇宙のような深いブルーを "アヴェンチュリンガラス"で作り、文字盤の上にはハードストーンで作られた立体的な水星・金星・地球・火星・木星・土星の天体のモチーフが太陽のモチーフを中心に、実際の天体と同じ周期で回転するのだといいます。また、文字盤の外周カレンダーの目盛りと指針で設定することができる「ラッキースター」という枠があって記念日を設定することで、その日に限り、特別な日であることを通知してくれる機能も搭載されています。さらには、ケース裏の日付設定を使用し、その月日の星の様子も見ることができるという驚きの機能を兼ね備えておりプラネタリウムとモデル名に相応しい、この上なく夢の詰まった作品に仕上がっているのです。

世界を代表する老舗トップジュエラー「ヴァン クリーフ＆アーペル」はジュエリーのみならず、 腕時計も高い人気を誇っており中古市場でも大変人気の高いブランドのひとつです。

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