グッチ アパレル買取

多くのブランドの中でも特に高い人気と知名度を誇るグッチ。始まりは1921年、イタリアのフィレンツェでした。創業者のグッチオ・グッチは高級皮革製品を扱う店舗を構え、高い品質を評価され高級ブランドとして地位を確立していきます。しかし後の1935年に初めの経営危機を迎えます。第二次世界大戦による他国との貿易禁止でした。原料となる牛皮がたちまち不足していき、経営が困難な状況に。そこで創業者のグッチオと息子のアルドは、牛皮を節約するため、持ち手の部分に竹を使う「バンブーバッグ」を編み出すのです。バンブーバッグは大変な人気を誇り、1938年にはローマへ新店舗をオープン。その後もストライプ・ウエビングや、モカシンシューズなどを発表し、大ヒットを収めていきます。1953年に創業者であるグッチオ・グッチが死去し、彼の息子、孫へと「グッチ」は受け継がれていきます。またニューヨークに新店舗をオープンしたことにより、オードリー・ヘップバーンやモナコ王妃のグレース・ケリーなどに愛用されるようになります。1980年代には、グッチ二度目の経営危機が訪れます。派閥争いやスキャンダル、また塩化ビニールのＧＧプリントバッグの大量生産により、ブランドイメージは大幅に低下していきました。転機が訪れたのは、ドーンメロー女史が副社長兼クリエイディブディレクターに就任した1989年のことです。今までの伝統的バッグに現代的アレンジを施したデザインを発表し、世界的注目を集めることとなります。1994年にはトム・フォーフォ氏がクリエイティブ・ディレクターに就任します。彼はグッチならではの良さを再構築し、時代にフィットしたデザインを編み出していきます。そしてファッションズ・フューチャー・ベスト・ニュー・デザイナー賞、メンズウェア・アンド・ウィメンズウェア・デザイナー・オブ・ジ・イヤー、ウィメンズ・デザイナー・オブ・ジ・イヤーなどの賞を次々と獲得し、倒産の危機から一転、世界最高の人気を誇る有名ブランドとしての復活を成し遂げるのです。現在も、伝統的スタイルと現代を融合させたスタイル、そして確かな高い品質により、絶大な人気を誇るのです。