ダウンタウン買取

世界的にも大変有名なブランド「イヴ・サンローラン」は、イヴ・サン＝ローランにより1962年に始まりました。当時は上流階級の人々しか身に着けることのできないオートクチュールか、安価な既製品しか存在しておらず、その中で66年にサンローランの発表したプレタポルテは多くの反響を呼ぶこととなりました。サンローランの服は女性たちの美意識やライフスタイルを変えていき、現代では当たり前のように受け入れられている「パンツ・ルック」や黒人モデルの起用など、彼は先駆者としてファッション界に多くの変革をもたらし、また美の基準を生み出したデザイナーの一人なのです。そしてフランスを代表すし牽引していくデザイナーとして「モードの帝王」であり続けました。サンローランは1936年にアルジェリアの裕福な両親のもとに生まれました。17歳でパリのオートクチュール組合経営の学校へ入学し、コースが終了する間際、国際羊毛事務局の主催するコンクールのドレス部門で最優秀賞を受賞しました。それをきっかけに54年、クリスチャン・ディオールのアトリエへと迎えられます。57年にディオールの急逝に伴い、後継ぎとして21歳の若さで後継しデザイナーとして活躍します。初のコレクションで「トラペーズライン」を発表するなど大成功を収めますが、60年のアルジェリア戦争へ徴兵され、ディオールを事実上の解雇となります。しかし62年、恋人のピエール・ベルジェと共に自身のメゾンを設立します。近代ポスターの第一人者であったカサンドラにロゴ作成を依頼し、「Y，S，L」の組み合わされたロゴが誕生します。66年にプレタポルテ「イヴ・サンローラン　リヴ・ゴーシュ」をパリ左岸に開設し、60年代後半は今でも有名なサファリ・ルックなどの人気ラインを次々と発表していきます。映画女優カトリーヌ・ドヌーヴのためにデザインをしていると公言したサンローランは、彼女の出演映画「昼顔」の衣装デザインも手掛けました。またサンローランの大きな功績としては、現代女性をファッションを通じ後押しし、ライフスタイルまでをも変化させたことでしょう。サンローランのプレタポルテによりお洒落かつ上質なファッションを手軽に楽しめるようになりました。また男性用の服からインスピレーションを受けた「スモーキン＝タキシード」「ピーコート」などの女性用ファッションを提案し、社会で働く女性たちのライフスタイルを変え権力を与えました。後にレジオン・ドヌール勲章の受勲、デ・ドール賞の受賞など妙実共に名声を手にしますが、グッチ社の買収を受け、2002年にサンローランは引退していきました。そしてプレッシャーから長年薬物依存やアルコールに悩まされ、2008年に癌でこの世を去りました。2012年にエディ・スリマンがクリエイティブ・ディレクターに就任し、イヴ・サンローランのアパレルライン名を「サンローラン・パリ」へと改名し、新たな時代を歩み始めています。イヴ・サンローランの商品は、廃版から新作まで幅広く買取をおこなっています。お手持ちのサンローランの品がございましたら、ぜひ当社アトランティスへお持ちください。他社圧倒の高額買取を実現いたします！