ヴィンテージシャネル買取

フランスの高級ブランドである「シャネル(CHANEL)」。ヨーロッパやアメリカにとどまらず、世界中の人々を魅了し続けるシャネル。その歴史は1910年にフランス、パリのカンボン通りに創業者のココ・シャネルが帽子専門店「シャネル・モード」をオープンさせたことところから始まります。フランスのソミュールで生まれ、幼いころに母を亡くし、父から捨てられたココ・シャネルはその幼少期を孤児院や修道女学院で過ごしました。ココにとって幼少期は貧しく孤独な時代でしたが、修道院の中で裁縫の技術を学ぶこともできました。修道院を卒業したココは洋品店に就職し、働いていました。彼女はお客さんの要望に柔軟に対応するのが得意でした。お店には秘密で自分で洋服を仕立てる副業も始めていました。 この頃にココは裕福な将校と親密になり、最初のアトリエや帽子店を開く出資をしてもらうようになりました。 1910年の「シャネル・モード」オープンはすぐに話題になりました。彼女の作る帽子はそれまでの派手な装飾品をたくさん使った女性用の帽子からは考えられない、シンプルなデザインでした。このころから「無駄をそぎ落としたシンプルさ」という一貫したココのコンセプトはすでに確立されていたのでした。帽子店がうまくいくのにつれ、彼女は自然とファッションデザインの世界に進みたいと考えるようになりました。彼女はその時代から自分で着るための洋服を作っていました。それまで考えられていた女性らしさをばっさりと切り落としたココの洋服はそれまでのコルセットや何重もの下着の煩わしさから女性を解放するものだとして熱烈に歓迎されました。しかしまた一部からは、女性が女性らしくあることのできないファッションだと猛烈に批判されることもしばしばでした。僅かな批判はあったものの、ココのつくる洋服は女性たちからは熱狂的に受け入れられ、「女性をコルセットから解放した」人物として称賛されました。彼女の作るものは、人々の目に見えないニーズをしっかりとつかんでいたのです。 その後も、あの有名なシャネルNo.5の香水の大ヒットや、アメリカへ渡りハリウッド映画の衣装制作をするなど活躍の場を広げ躍進していたシャネルですが、全てがうまく行き続けることはありませんでした。 1929年の世界恐慌が訪れ、フランスの経済にも暗雲が立ち込めるようになると、労働者たちの不満が募るようになりました。 シャネルも例外ではなく、1936年にシャネルの女性従業員たちは過酷な労働と低賃金に反撥し大規模なストライキを起こしました。なんとか和解してお店を再開できるようにはなったのですが、1939年に第二次世界大戦が始まると、ココは「今は女性がファッションにかまけていていい時代じゃない」と言い残しファッション業界から突然引退してしまいました。 なんとその後1944年、シャネルは対独協力でフランス軍に逮捕されてしまったのです。それ以前からドイツの軍人と愛人関係にあったココは、ナチス的な反ユダヤ思想に感化されてしまっていたのです。 結局イギリスのチャーチル首相の計らいで釈放されたココでしたが、その後10年以上スイスでの亡命生活を送ることを余儀なくされてしまいました。 1939年に引退して15年以上ファッション業界から姿を消していたシャネルですが、1954年にカムバックしその後もデザイナーとして仕事をし続けました。 引退してファッション界から遠ざかっていた間に人気も落ちてしまっていたシャネルですが、1950年代～60年代にかけて、アメリカではウーマンリブといった女性の人権を主張する運動が盛んになっていました。 ココ・シャネルの「女性をそれまでの価値観から解放して自由にする」というコンセプトはこの時代のアメリカの女性に広く受け入れら、アメリカでシャネルは熱烈な人気を持つブランドとなっていきました。 以上がシャネルというブランドの、そしてココ・シャネルという女性の大まかな歴史です。100年以上前にフランスで生まれたこのブランドは現代の日本でも人々から愛されています。 ここのところ、ひと昔前のシャネルのバッグや財布、アクセサリーなどが「ヴィンテージシャネル」と呼ばれ、若い女性を中心に注目されています。最新アイテムからは感じられないアンティーク感などが人気を博し海外のセレブや国内の芸能人も「ヴィンテージショップ」に訪れ、ユーズドのシャネルアイテムを購入しているようです。もしこのページをご覧の方のなかに昔買ったシャネルを売ってしまおうかとお考えの方がいらっしゃいましたら、買取先是非当社アトランティスをお選びください。 シャネルアイテム限定の高額買取サービスも行っていて、お客様ご自身も驚くような高額での買い取りができることもございます。便利な宅配買取や簡単なメール査定もご利用いただけますので、ぜひ一度アトランティスまでお問い合わせください。