フリンジ買取

イヴ・サンローランはフランスのファッションブランドで、２０１２年にステファノ・ピラーティからエディ・スリマンへとデザイナーが交代したことを機に、アパレルラインの名称も「サンローラン　パリ」へと改名されました。「モードの帝王」と呼ばれたイヴ・サンローラン本人がデザインを担当していた当時から、大注目ブランドの一つでしたが、サンローラン退任後は、彼以上の天才が現れることはないだろうとオートクチュールラインは閉鎖されました。しかし颯爽と現れたデザイナー、エディ・スリマンによって低迷気味だったサンローラン退任後の「イヴ・サンローラン」は、再び人々の注目を集めることとなります。そもそもムッシュ　イヴ・サンローランはアルジェリア出身のデザイナーであり、ブランド「イヴ・サンローラン」は彼が1962年に発表した自身のブランドです。1960年代後半はフランス人女優で映画女優で最も美しいと言われた「カトリーヌ・ドヌーヴ」がマスコット的存在におり、サンローランは彼女のために服をデザインしているとまで公言しています。いつも革新的デザインセンスで物議を起こし、またファッション界をリードしてきたサンローランは、クラシカルなジャケットスタイル、ラグジュアリードレスなどで大きく話題を集めてきました。1969年に都会の中にアウトドアスタイルを提案した「サファリルック」は発表後瞬く間に流行し、多くのデザイナーに衝撃をあたえていきました。アバンギャルドななかにエレガントさを感じられるデザインが、現在も多くの人に愛用され、また以前では考えられなかった「パンツルック」など時代を先行するデザインを数多く発表しています。服飾のデザインだけでなく、時代を作り出す先駆者でもありました。ファッションだけでなく、香水、コスメも取り扱っており、多くの女性から人気を集めています。イヴ・サンローランは映画にもなっており、彼の美しいオートクチュールの再現や華々しい栄光の軌跡はもちろん、イヴ・サンローランという人物にも大きくスポットライトがあてられています。サンローランは１７歳でパリのデザイン学校に入学し、在学中にコンクールのドレス部門で優勝、クリスチャン・ディオールに招かれ２１歳でデザイナーとしての道を歩み始め順風満帆な人生に見えますが、実はとても繊細で傷つきやすい人物でした。同性愛ということに、若い頃はひけめを感じ悩んでいたこと、クリスチャン・ディオール死去後の解雇、デザイナーとして第一線を歩むからこそのプレッシャーにより薬やアルコールへの依存、など。華々しい活躍の裏には、計り知れない暗い部分があり、しかしだからこそモードの帝王とまで言わしめる圧倒的デザインセンスを発揮していたのでしょう。イヴ・サンローランがグッチに買収されたのち、2002年にサンローランは引退し、2008年に癌でこの世を去りました。しかし彼の去ったあとも、イヴ・サンローランらしさを失わず、新たなデザイナーたちのもと更なる進化を遂げ、新たな「サン・ローラン」の時代を歩んでいくのです。イヴ・サンローランの買取は、小物からアパレルなど幅広く取り扱っている当社アトランティスへお任せください。他社圧倒の高額で買取いたします。