イヴ・サンローラン アパレル買取

「イブ・サンローラン」の創業者イブ・サンローラン氏は、20世紀の仏モード界に革命をおこし、リードしてきた存在です。1958年、急逝したクリスチャン・ディオールの後継者として21歳の若さでディオール・クチュール・メゾンの主任デザイナーに就任。イブ・サンローランは「ニーマン・マーカス賞」を受賞するなど数々の功績を残しますが、その後ディオールのオーナー（マルセル・ブサック）の策略によりクリスチャン・ディオールを解雇されてしまいます。しかし、1961年、イブ・サンローラン氏は自身のメゾン『イブ・サンローラン』を設立。すると彼が生み出す作品は瞬く間に評判を呼び快進撃のはじまりとなったのです。あのココ・シャネルが〝サンローランこそが私の後継者〟と絶賛するほどだったと言われています。以降、モードの帝王と称され、2002年の引退までおよそ40年間もの長い時を現役デザイナーとして活躍し、素晴らしい作品を生みだすばかりでなく、ファッション界への多大なる影響を残して、2008年6月永眠しました。その後の「イブ・サンローラン」というブランドを語るうえで外すことはできない存在がクリエイティブ・ディレクターを務めた「エディ・スリマン」です。1968年パリ生まれの彼は、超エリート校グランゼコール・パリ政治学院を卒業し、エコール・ド・ルーブルで美術及び歴史を学んでいますが、ファッションに関して専門的に学んではおらず、独学で服作りをしはじめたといいます。きっかけは、ほっそりとした体型の自分に似合う服がなかったことからだったそうです。1990年頃から1997年までの間、ジョゼ・レヴィのメゾンにてディレクターやジャン・ジャック・ピカールのアシスタントなどをし経験を積んでいます。そして1997年、当時エディ・スリマンはまだ無名でしたが、イヴ・サンローラン氏のパートナーであるピエール・ベルジェから「イヴ・サンローラン・リヴ・ゴーシュ・オム」のアーティスティックディレクターに抜擢され就任。エディ・スリマンはジーンズラインのデザインも手掛けていましたが、2000年頃に一度イヴ・サンローランから離れています。クリスチャン・ディオールから指名を受けたエディ・スリマンは「ディオール・オム」初代クリエイティブ・ディレクターに就任し2007年秋冬コレクションまで務めていました。ここディオール・オムにおいて、エディ・スリマンがタイトなスキニーアイテムを追及したロックテイストなコレクションは男性から圧倒的な支持を誇り、社会現象ともなるほど大ヒットとなりました。また、あのシャネルのデザイナーであるモード界の皇帝「カール・ラガーフェルド」さえも魅了したというのも有名な話です。なんとカール・ラガーフェルドはエディ・スリマンがデザインしたスキニースーツを着たいという理由で４２キロの減量を成功させています。そして2002年、"ファッション業界のオスカー賞"といわれるほど名誉ある賞、CFDAインターナショナル・デザイナー・アワードも受賞しています。「レディースのデザインをしたい」という理由から惜しまれながらも退任したエディ・スリマンは、メインの活動をフォトグラファーへと移しますが、彼の撮影する写真もまた高い評価を得ていきました。そして2012年、エディ・スリマンは再びイヴ・サンローランにカムバッグしました。メンズとレディースの統括クリエイティブ・ディレクターとして就任。この時、プレタポルテのブランド名を「サンローラン パリ」と変更し、現在に至っています。サンローランでの復活後、最初のコレクション「2013年ウィメンズ春夏コレクション」ではイヴ・サンローラン氏の伝統スタイルを見事にアレンジしたタキシードやサファリルック、フォアクロア調ボヘミアンルックなどを発表しその伝統とモダンのリミックスによるデザインはイヴ・サンローラン氏を敬っていると絶賛されました。さらに2013年はメンズ春夏キャンペーンテーマにおいて女性がメンズを着用した広告を発表し、かつてイヴ・サンローラン氏がタキシードを身にまとった女性のスタイルを初めて発表したことを彷彿とさせるものがあり、これもまたエディ・スリマンとイヴ・サンローラン氏の世界観の融合が話題となりました。また、メンズラインにおいては、エディ・スリマンが得意とするロックスタイルを追及し、音楽シーンやカルチャーを感じさせるという一貫したアイテム作りをし、スキニーデニムなどを筆頭に爆発的な人気となり売上を３年間で２倍にまで伸ばしたのです。もともとエディ・スリマンはロックやパンクカルチャーとの結びつきが強いことが有名で、フォトグラファー時代もインディーズバンドなどの写真を多く撮っていたといいます。ディオール・オムに在籍していた頃から彼独自のロックスタイルをふんだんに詰め込んだスタイルを確立しており、数多くのミュージシャン達のステージ衣装なども手がけていました。そしてサンローランに就任してからのコレクションなどに使われるキャンペーン広告もエディ・スリマン自ら口説いたバンドマンなどを起用しシャッターもきっていました。また、イヴ・サンローランというメゾン自体も古くからロックミュージックとの関わりがあったと言われています。きっかけは、あのイギリスの有名ロックバンド、ローリングストーンズのミックジャガーが結婚式に着用するタキシードと夫人のドレスを作ったことからだったそうです。そのサンローランの伝統を継承し2013年にはスリマン主導による『 サンローラン ミュージックプロジェクト 』というサンローラの衣装に身を包んだ数々の世界的大物ロックミュージシャン達をキャンペーンに起用し、動画やサウンドトラック、ポートレートが発表されました。そんなエディ・スリマン最後のコレクションとなった2016年秋冬コレクションの会場はハリウッド・パラディアムという世界的なミュージシャンが公演をしてきた歴史的コンサート会場でした。ショーの内容もエディ・スリマンが約10年間ものあいだ、支持しつづけてきたロサンゼルス・カリフォルニアの音楽シーンへのオマージュとも言えるものだったそうです。こうして最後まで音楽に精通していると感じられたエディ・スリマンによる「サンローラン パリ」。多くの人に惜しまれながら彼は2016年4月退任してしまいましたが、現在も彼が生んだアイテムはカリスマ的な人気を誇っています。そして、エディ・スリマンの後任となったのはフェンディやヴェルサス・ヴェルサーチで経験を積んだアンソニー・ヴァカレロです。現イヴ・サンローランの社長兼CEOによるとアンソニー・ヴァカレロが生むデザインは強い女性らしさと男性的な要素が混ざりあう絶妙なバランス感があり、アンソニーもまた、創業者イヴ・サンローラン氏の伝統スタイルを引き継ぐデザイナーとして相応しいとコメントしており、新たなるサンローランも目が離せないブランドとして注目を浴び続けています。当社ATLANTISアトランティスでは、サンローランの最新作はもちろん、かなり昔のラインまでどんなものでもお買取いたします。また、大人気のまま終了してしまったエディ・スリマンによるメンズラインは現在でも需要が高いアイテムですのでメンズも是非お持ちください！必ずお客様にご納得・ご満足いただける高価買取をさせていただきます！店頭、宅配、出張買取のほか、簡単なLINEやメール査定でお試しいただくことも可能ですので、まずはお気軽にご利用ください！もちろんご納得いただけない場合はキャンセルも可能ですのでご安心ください！