パネライ ルミノールマリーナ 時計買取

近年時計業界は大型ケースのブームが顕著ですが、その火付け役とされているのが、ブランド「パネライ」です。

1860年に精密光学機器のメーカーとしてフィレンツェにて創業しました。イタリア海軍のため初のプロフェッショナルダイバーズ・ウォッチの制作を行い、第二次世界大戦において特殊潜水部隊が使用する時計を作り上げ、今でも「伝説の時計」と言われています。

後の1993年に初の民間用時計を発表しました。知る人ぞ知る時計でしたが、映画の主人公が着用したことをきっかけに、一躍人気時計メーカーとなりました。2005年には自社ムーブメントであるCal/P.2002を搭載したモデルを発表。2008年までには機能的進化を遂げたキャリバーも充実し、2009年には更なる進化を遂げたCal/P.9000が登場しました。Cal/P.9000は手が届く、自社キャリバー搭載のマニファトゥーラモデルとして多くのファンたちから今後も期待が寄せられています。

スイスの高い技術と信頼、イタリアのデザイン性の高さの融合が絶大なる人気を誇るパネライ。ユニークなデザインかつ高いスペックを備え、イタリア海軍潜水部隊を支えたという歴史的ロマンから、パネライの人気は衰えることを知りません。

ルミノールマリーナはパネライの歴史において初の大成功を収めたシリーズです。1990年代の数十年間はイタリア海軍のためだけに製造されていたルミノールマリーナ。その間軍事機密として秘匿とされてきましたが、後にパネライブランドを世に広めた、現代におけるスポーツウォッチの時計製造におけるアイコンとなったのです。サンドイッチ構造になっており、四方点の大きな数字やバータイプのアワーインデックス、9時位置にブルー針を備えたスモールセコンド。そして3時位置にある日付表示が、クラシックなパネライを継承したスタイルになっています。水中での使用も可能で、30気圧の防水を実現しています。

さて、ルミノールマリーナにも様々なバリエーションがありますが、見た目は似ているのに販売価格が全く異なるというところも特徴です。基本は1997年に登場した「PAM00001」。そして後継機である「PAM00111」、左利き用のモデル「PAM00022」「PAM00115」。驚きの8日間パワーリザーブである「PAM00510」などなど。さらにステンレスケース、チタンケース、ステンレスにＰＶＤ加工を施したものなどなど、豊富なラインナップになります。

パネライはほとんどのモデルにおいて年間生産数が決まっています。生産数は少量にし本数を限定することで価値を高め、ユーザーの購買意欲をそそるような販売戦略を行っています。中でも希少性の高い限定品も存在し、世界中のコレクターを夢中にさせます。例えば注目を集めたのがブティック限定品。正面から見ただけでは他の時計と判別することはできませんが、販売するパネライブティックの地域の特徴を、ケースの裏蓋に刻印しているのです。

例えば、名古屋のブティックで販売された限定品であれば、ＮＡＧＯＹＡの文字と共に名古屋城が刻印されています。大阪ブティックには大阪城とその背景、「OSAKA」の文字が刻印されています。そして最後は銀座ブティック限定の漢字で「銀座」の文字。

日本のブティックで販売された時計は合計本数僅か２４０本。日本の市場では稀に発見されることもありますが、海外に流れて行ってしまえば今後更に手に入りにくい存在になるでしょう。この他にも、アジアだけに注目しても北京のブティック、成都ブティック、南京ブティック、天津ブティック・・などなど、９作品存在しますが、日本国内ではほとんど流通はないといっても過言ではありません。

このようにレアアイテムの存在など、購入者の購買意欲をくすぐるパネライ。ほとんど見かけないモデルなら、ぜひ手に入れたいですよね。

当社アトランティスでは、初代モデルから新作、レアモデルまで幅広く取り扱っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。