カバス買取

40年にわたりトップデザイナーとして活躍し、「モードの帝王」「色の魔術師」との異名も高い「イヴ・サンローラン」。ブランドの中でも特にファンが多く、芸能人やセレブなどからも愛されており、同ラインかつ同カラーの製品はすぐに売り切れてしまう人気です。アバンギャルドな中にエレガントさを感じるデザインは、タイムレスに長く愛用できる逸品です。ブランド設立者のイヴ・サンローランは若くしてその才能を開花させ、また個性的な趣味趣向を持ち波乱万丈な人生を歩みました。彼は1936年8月にフランス領のアルジェリアで裕福な家庭の元に生まれ、幼い頃にパリへ移ります。物心つく前から服飾のデザインに夢中になり、17歳のころパリのオートクチュールのデザイン学校へ入学します。3か月のコースが終了する間際に応募したデザインコンクールで、カクテルドレスがドレス部門最優秀賞に輝き、それを転機に19歳になるとクリスチャン・ディオールの下で働くようになります。間もなくクリスチャン・ディオールは急逝し、後任を21歳のサンローランが引き継ぐこととなります。しかし1960年の徴兵をきっかけに、事実上の解雇となり、ピエール・ベルジェと共に自身のブランド「イヴ・サンローラン」を設立します。アートからインスピレーションを受けることが多く、ファッションにアートを取り入れた作品として注目をあつめます。後に映画「昼顔」の衣装を手掛けるなど市、一躍モード界の中心に踊り出ます。彼の成功は相棒のピエール・ベルジェなくしてはなし得ないものでした。サンローランが21歳の時、ピエール・ベルジェと出会い、二人は恋人となり、また仕事上での相棒となりました。解雇されて失意の底にいたサンローランに、自身のブランドを立ち上げるよう進言し、モード界を革新していくというゴールの元に、ベルジェは一生サンローランを支え続けていきました。躁うつを患い、デザインを生み出すプレッシャーと孤独から、アルコールとドラッグに依存していくサンローランでしたが、それでも2002年の引退まで作品を生み出し続けられたことは、彼の支えがあってこそでした。2008年にサンローランがガンで亡くなるまで、別荘で二人だけ静かに暮らしていたといいます。サンローランの溢れる才能が「作品」を生み出し、それをビジネスとして昇華させていったのはベルジェでした。またファッションを通じ人々のライフスタイルにまで影響を及ぼしたサンローラン。男性のタキシードを女性の服として発表した、パンツルックの先駆けや、水平のユニフォームから着想を得たＰコート、探検家の服装であったサファリルックなど、性を超えるデザインを編み出していくのです。黒人モデルを積極的に起用し、ファッション界に大きな変革をもたらしたことも有名です。ナオミ・キャンベルは、仏版ヴォーグ誌の表紙は黒人では飾れない、とサンローランに話したところ、まかせておいて、という言葉と共に、誌面からサンローランの広告を外すと脅したことで、黒人として初めてナオミ・キャンベルはヴォーグ誌の表紙を飾ることとなります。このようにサンローランは、社会的に大きな影響を与えたといって過言ではありません。彼の没後も、彼の意向を継ぎ続いていく「イヴ・サンローラン」。エディ・スリマンがデザイナーとして就任し、2012年にアパレルラインのみ名前を「サンローランパリ」と改名しています。近年も話題を集め人気を誇るサンローランに、今後も注目必至です。お使いにならなくなったサンローランの服、小物、バッグ等ございましたら、ぜひ当社アトランティスへお持ちください。他店では実現できない高額買取をいたします。タグや保管袋、付属品などの有無が査定時の買取ポイントにもなります。無料の宅配キット、出張買取、店頭買取など幅広くご活用ください。