ロレックス ミルガウス 時計買取

1950年代に誕生した、ロレックスを革命するモデルであるミルガウス。
意思、極地冒険などなど、それらに合わせて開発された耐磁機能を搭載したモデルです。このミルガウスの元となっているモデルが、ロレックス定番人気のエクスプローラーになります。

ロレックスは自然界に存在しないほどの特殊な環境にも耐えるほどのスペックを「特殊な職業」へ向けたモデルとして限定して生産しています。たとえば、1000エルステッドまでの防磁を達成しているモデルなどが、それを証明しています。

時間を示すだけでなく、その時間を生活以上に大切に扱う人々から、多岐にわたる機能を備えるロレックスは長く支持されてきました。また専門的ニーズにも応える、それこそ革命家とロレックスが呼ばれる所以です。

ミルガウスが初め開発されたのは1953年。高い磁場の環境で労働する無線技師やレントゲン技師へ向け、1000ガウスの耐磁性を備えた腕時計を世に発表したことが始まりでした。
しかし特殊すぎるその性質ゆえ、販売自体は1989年に生産終了となりました。
しかし長年に渡るファンの熱い声にこたえ、18年という時を経て2007年に復活を果たした、いわば異色のモデルといえます。
初代のミルガウスにおけるレアポイントとされていた、イナズマ針を復刻。オレンジ色のイナズマ針と、ねじ込み式のインナーケースの耐衝撃性も話題となりました。
また名前の由来は、「1000ガウス」から。フランス語でミルガウスと呼びます。

特殊な職業を行う人へ向け販売されたミルガウスは、その性質上、パーツ類もミルガウス専用に作られていることもあります。
例えば、Ref.116400。パーツはミルガウス専用に作られるようになり、軟鉄製の耐磁シールドケースがムーブメントを覆います。それに合わせて作られた、肉厚のケースとブレス。

また記念モデルとしたRef.116400GVは、ロレックスのコーポレートカラーのグリーンを配色したサファイア風防が採用されています。これは日本のメーカーにわざわざ依頼して製作するほど、技術力の必要なカラーでした。シンプルながらも特別感があり、たしかな存在感を主張してくれます。

しかし2016年、次はミルガウスRef.116400は生産終了となってしまいます。サファイアクリスタルが生産終了が2015年に決定し、現在はRef.116400GVのグリーンサファイアクリスタル仕様のもののみが生産されています。Ref.116400は在庫のみの販売となっているそうですが、今のところ市場では大きな高騰はみられません。
人気のカラーは、ホワイトとブラックで比較すればブラック。2万円ほど高い価格で取引されている場合もあります。
今はまだ正規の店舗で購入することが可能ですが、今後だんだんとロレックスのショーケースからは姿を消し、それ以降は一切中古でしか手に入れることができなくなってしまいます。
現在はまだ超高騰の傾向はうかがえませんが、ミルガウスアンティークモデルRef.1019は、生産が終了してしばらくの時間をおいてから人気が出始め、高騰するようになりました。このようにRef.116400も時間が経った後に人気に火が付く場合も十分あり得るのです。今後の動向に注目していきたいですね。

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