カルティエ カリブル 時計買取

2010年、ジュネーブ・サロン（SIHH）においてカリブル　ドゥ　カルティエが発表されました。カルティエにおける初のメンズ向けのモデルです。搭載されているムーブメントは、自社製ムーブメント｢1904 PS MC｣。搭載されたこのムーブメントが完全自社製であるということから、「カリブル」と名づけられました。つまりブランドカルティエは、これを機に完全なるメンズ・ウォッチの始まりを歩もうという決意の表れでもあるのです。

ケースサイズは42ｍｍと、重厚な存在感を放つメンズウォッチ。ベゼルには向かい28度の角度がついた文字盤により、確かな立体感が際立ちます。インデックスもローマ数字とカルティエらしさを忘れず、ラインナップはクロノグラフ・ダイバーズウォッチと増えています。

カルティエといえば「宝石」というイメージが先行しがちですが、歴史をたどればメンズウォッチとしての歩みも見出すことができます。
例えば、1904年に誕生した「サントス」。ブラジル人飛行家アルベルト・サントス・デュモン専用に作られたモデルでした。このことから分かるように、始まりはメンズウォッチだったともいえるのです。
その歴史から見ることができるように、「カリブル ドゥ カルティエ」は初のメンズウォッチでありながらも、カルティエを正統に継承したコレクションでもあるのです。

カルティエ　マニュファクチュールで製造されているCal.1904 PS MCというキャリバー番号。1904とはサントスが誕生した年であり、この番号はカルティエ初のメンズウォッチ製作へのオマージュとも伺えます。

またカリブルコレクションに待望のメタル・ブレスレットモデルが登場した、2011年のジュネーブ・サロン（SIHH）。それこそ「カリブル ドゥ カルティエ ステンレス スティール」でした。新型ブレスレットはマッシブなケースと絶妙に融合したモデル。
このモデルの特徴は、メタルブレスレット・モデル特有のずっしりとした重量感。無垢のステンレススティールからすべての部品が削りだされているのです。それにより実現した、骨太で確かな強度。安心して長く愛用することが可能になりました。
こちらのケースの直径は42ｍｍ。腕に装着した際の重量感に、満足すること間違いありません。大きなサイズに合わせ、文字盤も拡大されたことにより視認性も向上しました。ローマ数字の中に、別格に大きく配置された12時。これにより力強さ、他にはない新鮮さをもたらしてくれます。

このインデックスを強調してくれるのが、文字盤外周部の分目盛部分である「レイルウェイ」。二重に重なる円が、線路（レイルウェイ）を連想させることから名づけられました。これまでにないスタイルを確立させるため、レイルウェイへ5分刻みのアラビア数字インデックスを埋め込んでいます。

更に日付表示は3日間を同時に見ることができるよう、大型窓を採用。
大きいサイズ感の中にも、カルティエらしい細かな作り込みも忘れていません。
文字盤を取り囲んでいるベゼルは、内側に28度の傾斜、その内側にまた120の縦溝が刻まれた子Tにより、文字盤をくっきりと際立たせるという、細かな配慮も忘れません。意識しなければ気が付かないような、ほんのちょっとの細部にまでこだわり抜かれています。

また大型のリューズはビスで固定され、珍しい七角形。そして青く煌めくサファイアを中央に埋め込んでいます。青いストーンによるリューズは多くのカルティエモデルで使用されている、トレンドマークといえます。宝石ブランドであるカルティエらしい魅力を存分に出すことも忘れません。

カルティエの自社製ムーブメントは高精度、メンズ・ウォッチに必要とされる、サイズ感、視認性、頑丈さを併せ持つ、人気必至のコレクションです。
伝統を守りつつ、腕の上で光り輝くカルティエはタイムレスなウォッチとして新たな歴史の歩みを進めます。