シャネル J12 時計買取

シャネル「J12」は数々の芸能人も愛用するラグジュアリーウォッチです。
シャネルから「J12（ジェイトゥエルヴ）」が発表された2000年、まさに時計業界の革命が起こりました。何故革命的だったのか、それは、セラミック素材を時計業界へ浸透させる偉業を成し遂げたためでした。
かつてセラミックなどの素材を新しく時計へ採用するという試みはありましたが、あくまでマイノリティとしての存在でしかありませんでした。シャネルのJ12が発売されて以降、多くの時計メーカーがセラミック採用し始めるという「セラミック旋風」が起こりました。それだけJ12の影響力はすさまじかったのです。その理由はひとつ、「セラミックの外装を持つJ12の人気」です。有名人も愛用し、時計業界で一目置かれる存在となったJ12は、他の時計メーカーから求められていた存在だったのかもしれません。

シャネルブランドが既に「格」が違ったということも、J12が成功を収めた理由のひとつ。ファッション界を牽引してきたハイブランドでした。創業者ココ・シャネルによって始まったブランド「シャネル」。1910年にパリへ「シャネル・モード」という帽子店をオープンさせたことが始まりでした。1914年に「ガブリエル・シャネル」が開業され、シンプルなデザインと機能性の高い洋服は人気を集めました。「喪に服す」という意味を持った「黒」を堂々とデザインへ取り込んだことも、革命といえます。

「不要なものはそぎ落とす」というブランド哲学を持つシャネル。2000年に誕生したJ12においても、その哲学が当てはまります。シャネル初のメンズウォッチということから、男性向け時計作品においてはいわば処女作です。処女作に求められがちな派手さもインパクトもないこのJ12は、シャネルの持つ「格」「品格」そういったものを重要視していました。シャネルにおける信頼はすでに世の中に浸透していたこともあり、時計業界のアイコニックピースとなったのです。

シャネルがJ12を発表するまでには7年余りの歳月を要しました。これは挑戦だったのです。多くの初めての試みにチャレンジした結果でした。
初めての試みとは、①セラミックウォッチ②200ｍ防水時計③自動巻時計④メンズウォッチというような４つの要素。これまでレディースウォッチを発表してきたシャネルにとってはとても挑戦的な腕時計だったのです。

J12開発に携わったシャネルのアーティスティックディレクター、ジャック・エリュ氏の貢献も大変大きいものでした。なんと50年以上もシャネルに在籍していた人物。そのことから、シャネルの「エスプリ」を熟知していたのです。理想を実現させる素材こそが、傷や変色に耐性のあるセラミック。そして現在では、セラミックウォッチ製造の第一人者として知られています。

シャネルらしい「黒」と「白」にこだわり、更にグレーを追加。それまではホワイトゴールド・プラチナ、黄金色のイエローゴールドが一般的だった腕時計業界。新しいデザインへの試みも、時計界に新しい風を吹かせたのです。

J12が売れた最大の理由、それはの商品購入層が「お洒落な人」であるということ。シャネルは、「お洒落」のツボを押さえることに優れていました。「ファッションアイテム」として個性を主張する品としてアイコニックな作品を作り上げたのです。勿論実用性・機能性の面でも基本スペックは高いシャネルの腕時計。
ぜひ一度手に取って、お気に入りの腕時計をさがしてみてはいかがでしょうか。

当社アトランティスでは旧作から新作・レアまで幅広く取り扱いをしております。買取にお悩みの方は当社までお気軽にご相談ください。