エルメス・コラボカー
2017年1月10日 / ryota
こんにちは、WebチームYuaです。
近頃、
エルメスのちょっと珍しいアイテムのご紹介をしているわけですが
これまで様々なコラボもしているエルメス。
こんなものまでコラボするの?!とその幅広さに驚かされます。
今日は「エルメス×自動車」のコラボのお話しを。
まずは昨年(2016年)冬に世界でたった1台の特別高級車が
誕生したことが話題となりました。
アメリカの実業家であり、カーコレクターとして有名な
Manny Khoshbin氏。
彼のコレクションのために1台のみが作られたのが
イタリアのスーパーカー「パガーニ・ウアイラ」の
スペシャルバージョン
『 パガーニ ウアイラ エルメス パケット テンペスタ 』です。
ボディは、高級感あるチョコレートブラウン
メッシュグリルがエルメスの特徴的なHパターンになっていたり、
エルメスのレザーやベージュのキャンパス地をふんだんに使用し、
エルメス調の模様があらゆるところに施されたインテリアが特徴的な仕様となっているそう。
通常のパガーニ・ウアイラでも約1億2千万円億というのですから、
こちらのお値段はいったい…想像を絶します(;’∀’)
それがこちら
まるでアニメにでも登場しそうなド迫力ですね!!
男性は遊び心そそられるんじゃないでしょうか?
エルメスはこれまでもいくつかのコラボカーを発表しています。
2008年には人気のドイツ車メーカー〝フォルクスワーゲン〟から
新生ブガッティとして初めて市販したスポーツカー
「ブガッティ・ヴェイロン」とのコラボカー
「Bugatti Veyron Fbg par Hermes」が誕生しています。
「Fbg」はエルメス本社の住所であるフォブール・サントノレ通りの
フォブール(Faubourg)から名付けられました。
このコラボは遡ること1920年代にスタートしており
この2008年モデルはその復活プロジェクトによるものです。
当時、創業者エットーレ・ブガッティが自身の超高級車
「ブガッティ・ロイヤル」に乗せるテーラーメードのスーツケースを
エルメスにカスタムオーダーしたことが始まりでした。
今や『ボリード』として有名になったエルメスのバッグは
当時、エミル・エルメスがデザインし、そのオマージュとして
『ブガッティ』と呼ばれていました。
長い歴史の中でこのような友好関係が今なお続いているのです。
ブガッティの完璧なエンジニアリングはもちろんのこと
内装デザイン等をエルメスが担当し、ホイールやインタークーラーなどにもエルメス「H」マークが施され
エルメスの伝統的なスタイルが存分に味わえる一台です。
なんと価格は…2億7800万円!! (゜ロ゜)
そして、こちらのモデル、あの有名なファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の社長が
ご購入されたというのが有名な話です。凄いですね…
同じく2008年に
フランスの大手自動車メーカー・シトロエン社の創業60周年を記念し、
名作『シトロエン2CV』の1989年製を使用して
エルメスがボディーから内装までを手掛けた
『 シトロエン2CV エルメス エディション 』
がパリモーターショーに展示されました。
一般に流通されたのかは不明となっているモデルです。
ハンドルからギアノブ、ダッシュボードなど、すべてヌメ皮で作られていて、天蓋はベージュのキャンバス地、
どこか温かい雰囲気が漂いながらも、
いかにもエルメスといったデザインが光っています。
高級感はもちろんですが、とにかく「カワイイ」です!!
一度は乗ってみたくなりますね♪
またまた同じく2008年。
ダイムラー社とのコラボで世界限定60台のみ発売されたのが
スマートフォーツー、エルメスバージョン
『スマート フォーツー エルメス』です。
内装はエルメスのレザーを使用していますが、
最大の特徴はエルメスのブランドカラーであるオレンジをはじめ、
ブラック、レッド、グリーンなど
10色から内装カラーをオーダー出来るというシステム。
シフトノブやサイドブレーキももちろん同色のレザー巻き。
エルメスが得意とする小物用レザーバッグなども
バツグンのセンスです。
通常のスマートに比べて価格は4倍!!
それでも世界のセレブ達からは人気を得ました。
2003年には東京モーターショーに展示されたのち、
チャリティーオークションを行って
落札金は世界各国の医療支援として活用される趣旨のもと、
世界で1台のみ生産されたモデル『シトロエンC3 エルメス』
エルメスのオリジナルカラー「ルージュ エルメス」という鮮やかな赤色のボディ、
内装もエルメスが全面的に担当しています。
シートからステアリングホイール・ドアトリム・ミラー
・シフトノブカバーまでがあらゆる部分を
エルメスならではの最高品質レザーで覆っている贅沢な仕様。
フロントシート背部にはエルメスのロゴがさりげなく入れられています。
高級感はもちろんのこと
アイボリーの内装と真っ赤なボディーがフランスらしい
キュートなデザインです。
落札者は不明ですが、今もどこかで大切に保管されているんでしょうね♪♪
そして2013年にはソウルモーターショーで発表された
『 ヒュンダイ エクウス byエルメス 』
このプロジェクトは2010年9月にスタートし、およそ2年の歳月をかけて
完成に至ったそうです。
ヒュンダイ エクウス2012年モデルをベースに
旅客ジェットの内装からインスパイアされ設計されたと言われています。
シート周りをメインとしたキャビンなどラグジュアリー感を強調した
デザインが最大の特徴。
エルメスのバッグに使われているエキゾチックスキンなど
様々な高級レザーを用いてエルメスの職人たちが手作業で仕立てているそう。
見るからにゴージャスですね。
こちらもたった3台のみ生産するも、販売予定はないとのことです。
今後も、エルメスがどんなコラボカーを発表してくれるのか楽しみです♪