【ブランド界の帝国】LVMHグループとベルナール・アルノー【セレブな私生活!】
2016年11月19日 / ryota
こんにちは、webチームの米山です!
今回注目したいのは、
LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)
こちらの会社名、ブランド好きな方は一度は目にしたことがあるでしょうか。
多くのブランド会社をグループとして束ねる大手企業です。
ヨーロッパには60近くのブランドを展開し、日本で展開するファッションブランドだけでも、
セリーヌ、
ケンゾー、
ジバンシィ、
クリスチャン・ディオール
などなど、10を超えるほどです。
もともとは不動産の会社ではありましたが、
「カシミヤを着た狼」と呼ばれるベルナール・アルノー氏
彼がブランドビジネスに目を付けたことをきっかけに発足しました。
ルイ・ヴィトンなどのファッションブランド、ブルガリなどの時計や宝飾、そして香水、化粧品、酒類、小売り、などで構成されているのがLVMHグループ。
どの社名も大変有名ですが、LVMHグループの傘下であったということは、知らない人も多いのではないでしょうか?
順調に不動産会社として売り上げを伸ばしていた矢先、突然クリスチャン・ディオールを参加に持つ繊維会社ブサックを買収。
もちろんパリのファッション業界は突然登場した無名の実業家に騒然としました。
突然の異業種への進出。
そのきっかけは、アルノー氏とニューヨークのタクシー運転手の会話だったのです。
アルノー氏はニューヨークでタクシーに乗った際、運転手へ尋ねました。
「フランスについて知っていることはある?」
すると運転手は、
「大統領の名さえ知らない。しかし、クリスチャン・ディオールは知っているよ」
そう答えたそうです。
クリスチャン・ディオール・・・・
大統領を知らなくてもブランドの名前は知っている。
そのことから、フランスのブランドビジネスをもっと多く生かすべきとアルノー氏は考えました。
帰国した彼は、その後もあらゆるブランドを買収し続け、ブランド帝国を築き上げたのです。
不動産とブランドビジネスの共通点は高所得者層の購買動機。
社会的地位や、手にしたものにより世間からどう見られるのか、自己満足欲求など、大きく類似していたのです。
高い知名度はあるが一時的経営難に陥っているブランドを安値で買収、再生資産価値の向上。
また資本力で新鋭デザイナーを起用し、広告でのアピール、そして旗艦店と直営店から世界同時に新作を売る、この手法により、各ブランドを次々と成功させていきました。
またグループ名を押し出さない理由として、グループ内のブランドは常に流動しているため、グループの宣伝を内イメージを固定させるといった手法は、意味がないと考えているのだそう。
先見の明を持ち、冷徹なまでのビジネススタイルにより、LVMH社は大成功を収めていったのですね。
またカシミヤを着た狼と言われる由縁ですが、老舗ブランドは家系でデザイナーを担当していることがままあるのですが、容赦なくデザイナーという立場から追い出し、新しい新鋭デザイナーを配置すること。
従業員の仕事ぶりが思うようでなければ首を切ることも。
また、買収の仕方も、用意周到に資本力で奪い取っていくんですね。
冷徹冷酷と言われ、恐れられていたとも言います。
またベルナール・アルノー氏はかなりの時計好きということで有名で、高級腕時計の長者番付において、一位に認定されています。
富裕層が高級品に費している金額は、約70億ドルだと言われていますが、アルノー氏が腕時計に費やした金額は、なんと260億ドルといわれています!
さらにワインコレクターとしても知られていますが、「シャトー・シュヴァル・ブラン」という最高級の品質のワインを世に送り出すワイン製造所を、1998年から所有しているのです。
なんともワイン愛にあふれたお金の使い方で素敵ですね。
ファッション界でも超一流と言われており、バカンスなどではなく知的さに溢れた彼のセレブ生活。
今後もさらなる活躍に期待が高まります!