ユリス・ナルダンのアンティーク時計
2016年11月22日 / ryota
こんにちは! webチームYuaです!
今日は…
先日見かけたアンティークの時計のお話しをしたいと思います♪
ULYSSE NARDIN(ユリス・ナルダン)の
2日巻 マリーン・クロノメーターです!!
画像では見えにくいですが、箱のプレートには
『 Favle Brandt&co.Yokohama,Osaka 』
と表記がされています。
これは1906年製の商品で、日本向けに輸出されたものなのだそう。
もし手に入れることが出来たら、
ちょっとしたインテリアになること間違いなしの
歴史を感じるこのルックス…
時計マニアならずとも
なんだか眺めているだけでちょっとワクワクしませんか?
ユリス・ナルダンと言えば言わずと知れた高級老舗時計ブランド。
他社の高級ブランド時計にはない、
独自性の高い時計を製作していることで有名です。
他社の高級時計と比較すると、摩耗性や耐久性には特化しており、
さすがマリーン・クロノメーターを製作しているだけある実力が
数々の商品から感じられます。
さて
マリーン・クロノメーターとは。。
1735年頃から1960年代頃、外洋航海の全ての船に搭載されていた
「船舶時計」です。
現在のようにGPSなど、そんな便利なものがなかったこの時代
船は現在を位置する経度を測定するのに「六分儀」という
天体や物標などの高度や角度を測るための道具を使用し、
星の位置から緯度、時間・太陽の位置から割りだしていました。
しかし、船で航海する場合、正確な時間・方位を正確に測定することは
安全のために必要不可欠。
「六分儀」では自分の位置を見失ってしまう可能性があったため
当然のことながら、正しい時を刻む精度の高い時計が
要求されるようになっていったのです。
船の揺れが時計の精度に悪影響を与えないよう、
時計の本体は 『 ジンバル 』 という金属製の装置にはまっており、
羅針盤などを船の揺れからも強く守り、
水平の状態が保つことを可能とした構造になっています。
これは宇宙ゴマと似たような構造で、中心に位置するものは、
左右・上下の動きに影響されないそう。
この特徴的な仕組みは、船やロケット、カメラレンズ等
バランスをとることが重要とされるジャンルのものに
利用されているそうです。
さらに 『 ジンバル 』 ごとしっかりと角を頑丈に守れるよう、
マホガニー製で
真鍮の金具が埋め込まれている箱に入れられているのです。
これは1930年代頃のものです。
ユリス・ナルダンのマリーン・クロノメーターは
35ヶ国以上もの海軍のマリーン・クロノメーターを作った実績や
1862年、ロンドン世界博覧会に出品し、最高位を受賞しており、
そのほかの時計も含め、これまで世界中の博覧会やコンテストで
何千回にも及ぶ賞を獲得しています。
そして、
このマリーン・クロノメーターをモチーフとした
腕時計が発売されたのは1996年のこと。
それが現在の 『マリーン・クロノメーター』 シリーズです。
今や、アンティークのマリーン・クロノメーターウォッチは、
多くのコレクターの間で
『何としても手に入れたい』 逸品にもなっているそうです。
また、腕時計 『マリーン・クロノメーター』 誕生20周年を記念する
今年2016年、
日本限定20本でスペシャルな
「マリーン・クロノメーター」 も登場しています。
時計のみならず、トレンド最先端も良いですが、
古き良きアンティークなモノたちも、とっても素敵です。
ファッションにも取り入れていきたいところですね♪